オルソ画像とは、写真上の像の位置ズレをなくし、地図と同じように真上から見たような傾きのない、正しい大きさと位置に表示されるように変換された画像。
ドローンのカメラで撮影された空中写真は、レンズの中心に光束が集まる中心投影なので、土地の起伏(高低差)による位置ズレが生じるとともに、高層ビルなどの高い建物や周縁部のとがった山の像は、写真の中心から外側へ傾いているように写る。また写真の中心から周縁部に向かうほどこの位置ズレは大きくなる。この位置ズレを補正したオルソ画像は、地理情報システム(GIS)などにおいて、画像上で位置、面積及び距離などを正確に計測することが可能で、地図データと重ね合わせて利用することができる。
オルソ画像を生成するためには、SfMソフトウェアを使って高度な画像処理技術で補正する必要がある。